作家や詩人や芸術家など、数多くの文化人が移り住んだ馬込文士村には、女流作家も複数居住していました。彼女らと文化人の妻たちの交流は当時としてはめずらしく、文士村の特色の一つとなっています。
作家・宇野千代と画家・東郷青児は、出会ったその日に同棲を始める。実は一見スキャンダラスなその遭遇には、それぞれ表に出せぬ事情があった。しかしやがて二人の関係は熟成していく。
少女小説の大家 吉屋信子のデビュー作『花物語』の第一話「鈴蘭」を題材に、女学生たちの交流を描いた作品。誰しもの心の中にある少女性を、その不思議な世界観で表現。
2022年度は、吉屋信子と宇野千代の二人を取り上げます。女流作家として一時代を築いた二人は、実は仲良しだったそうです。その人物像を肩ひじ張った内容ではなく、鋭く本質をとらえつつも爆笑させる、冴えわたるトークです。
出演・脚本 | 清水 宏 |
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構成・演出 | 安田雅弘 |
照明 | 田中稔彦 |
衣裳 | 綾 |
カメラ | 鈴木正実 |
撮影会場 | 大田文化の森 多目的室 |
山口県生。懸賞小説「脂粉の顔」が入選したのをきっかけに、作家として活躍。また、スタイル社を初創立、日本のお洒落雑誌『スタイル』を発行する。ただし活動の重点は作家業に置き、「色ざんげ」、「おはん」などの作品を発表した。
大正12年(1923)/26歳のころ~昭和21年(1946)/49歳のころ
新潟県生。20歳の時、雑誌 「少女画報」に連載された『花物語』の連載が人気を博す。その後、大阪朝日新聞の懸賞に「地の果まで」が入選し、本格的に文壇デビュー。「徳川の夫人たち」などの歴史小説でも知られている。
大正10年(1921)/25歳のころ、大正14年(1925)/29歳のころ
映像ディレクター・編集 | 米本直樹 |
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撮影監督 | 鈴木正実 |
統括 | 小笠原くみこ |
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アシスタント | 福冨はつみ、河合達也、鹿沼玲奈 |
イラスト | 光嶋フーパイ |
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リーフレットデザイン | 明里笑店LLC. |